●俺的武者修行その1
本日は鬼教官の道場へ出稽古。
初心者の指導法(子供)と自分の稽古を兼ねてです。
快く受け入れてくださった鬼教官に、感謝です!
早めについたので、記念館の中を散策。
(記念館の中の体育館で稽古だった)
経営者の中で一番尊敬する、渋沢栄一の記念館・・・
もう、それだけでも来た甲斐があるというものです。
そうこうしているうちに、生徒さんが少しずついらっしゃいました。
ひとり、すごく人懐っこい子が、色々と話しかけてきました。
「剣道好き?」とか、お話していると、
おっきいお兄さんは何歳?
と聞かれました。
あえて、おじさんと言わない、
その子のセンスに感服です。
「25歳だよー」・・・というと、
お母さんとふたつ違いだー
色々な意味で、一本負けしました・・・どうも、俺剣です。
どうせ独身街道まっしぐらです。
さて、くだらない前フリはそろそろ止めにして・・・
色々なことを学びに行ったのだから、
そのあたりをしっかり書かなければなりません。
前フリのネタを仕入れに行ったのではないのです。
まず、子供達が集まってくると、それぞれ防具をつけ始めて準備を始めます。
その時の様子が、ワクワクと楽しそうです。
自主的に体を温めるために、体育館の中を走り回ったり、
竹刀を持ってアレコレとやっていたりします。
早く剣道をやりたい!そんなオーラが伝わってきました。
その時点で、「ああ・・・剣道楽しいんだな・・・」
と、十分にわかりました。
僕の道場とは、稽古前の雰囲気が、全然違います。
準備体操、素振りの後に、整列。
上座で一言と鬼教官に振られたので・・・
「○市から来た、俺剣と申します!今日は、皆さんと元気に剣道ができればと
思います!よろしくお願いします!」
と。
子供に、大きな声で元気にやろうということをさりげなくアピール。
今の僕には、それが精一杯です・・・。
そして、鬼教官について初心者指導に。
4月から始めた子供2人、今回2回目の子の計3人。
僕は、まず剣道を始めた子に、何を教えるべきなのか
ということが、まったくわからない。想像できない。
ある程度のレベルにいった子には、まだ少しは指導できるのだけど・・・
完全に真っ白な子供に、何から教えるべきなのか・・・
難しいです。
その子供達にとっては、それがファーストインプレッション
になるわけです。
そう考えると、本当に指導は恐い。
指導法も学ばずに、ただ自分が歩んできた道を歩ませようとする・・・
そんな指導者には絶対になりたくない。
失礼ながら。そんな指導者って、世の中にゴロゴロといるじゃないですか。
その無責任な自己満足の指導が、多くの若い芽をつんでいることに、
何故気がつかないのだろう。
僕は、人間としてその無責任さは許せない。
鬼教官の指導を、横で拝見させていただくと・・・
必ず見本をみせています
あえて、言葉では詳しく言わず。
「こう やるんだ!」
と、お手本を見せています。
その時に、擬音を使います。
素振りの時にこう、竹刀をビュッと振るんだ!
返し技、連続技のときは、「タ・・・・ターン!」じゃなくて
「タ・ターン」と打つんだ!
と・・・
そうすると、子供は、そのお手本を一生懸命真似しようとします。
お手本を食い入るように見て、さらに頭の中には擬音がこだましているはずです。
「そうかぁ・・・ああいうふうに、タターンとやるのかぁ・・・」
と思っているはず。
あれこれと難しい言葉を使わずに、手本と音で指導する方法。
本当にわかりやすいです。
足捌き、三挙動の素振り、面打ちを面をつけずに練習。
次に、面をつけての基本稽古。
4月から始めた子は、もう面をつけています。
僕の道場では、子供は半年以上面をつけないのですが・・・
鬼教官にそのことを聞いてみると・・・
「面をつけて剣道が変わるわけじゃないですよ。」
たしかに・・・つけたから、どうということではない。
恐いなぁ・・・固定観念って・・・。
早く面をつけた感覚に慣れさせたほうが、良いのかもしれない。
半年後に初めて面をつけて、まともに地稽古ができるようになるのは
いつになるだろう。
一年も、基本をじっくりと鍛えることだけの稽古に、子供が耐えられるのか・・・
何のための基本なのか、叩き合いをさせずに、理解させられるのだろうか。
そして、面をつけての基本稽古
・面打ち
・小手面
・小手胴
・出小手
・抜き胴
・返し胴
・面摺り上げ面
・小手摺り上げ、打ち落とし面。
鬼教官と僕も、面をつけて打ち込み台に。
そして、1回1回見本を見せる
それは僕が担当したのだけど・・・これ、責任重大。
良いか悪いか判断できない子供だから、
五段の先生のやることだから間違いない!と思って、
一生懸命真似ようとするわけです。
・・・ということはつまり・・・
僕のギクシャク カタイ胴が、そのままこの子達の胴に・・・
イタイ・・・ヤバイ・・・
僕が試合、稽古で胴を打てないのは、
僕だけの不利益だからどうでもいいけど・・・
子供が真似してしまうのは、子供の不利益に繋がってしまう
子供からみれば、「さすが先生だなぁ。こうやるのかぁ」
と思えたかもしれません。
でも、申し訳ないぐらいに、下手な見本でした。
本当にごめんなさい・・・。
僕は、今回、ものすごーく恥をかいてきました
でも、その恥をかかせてくれた、鬼教官に感謝しなければなりません。
胴を打てない甘さを、気づかせてくれたのですから。
最後に、鬼教官と僕の立会いの見取り稽古。
ここで、前半の稽古は終わり。
とにかく、視覚聴覚をフルに使っています。
脳みそを使う作業よりも、感性と感覚を養う指導。
言葉でばかりアレコレと子供に言っても・・・
それをすべて理解できたとしても・・・
頭でっかちの子供にしか育たない。
みんな、言われた同じことをやる子供にしか、ならない。
マニュアルの詰め込み教育なのだ。悪く言えば・・・
でも鬼教官の道場では、
それよりも、感覚と感性を養ってあげること
世の中、理屈理屈じゃ、何もできやしないですものね・・・
なので、感覚で面すりあげ面、返し胴を初心者の子供が
できてしまう。
いや、子供だからできるのだろう
色々と、賛否両論はあると思います。
実は、僕の道場の「半年間は防具着けず、正しい面打ちを」は、正しい指導です。
先生方の培ってきた、修行してきた、剣道の理合を、子供達に伝えること・・・
それも、正しい指導です。
でも、言葉ばかりの指導じゃなくて、
感覚と感性を高めるための指導の方が僕は好きです。
感覚を感性を高めたその先には、自分の剣道がある
からです。
子供ひとりひとりの感覚に、感性に、何が合っているのか。
それを導き出してあげることが、正しい打ちを教えることよりも何よりも、
「指導」者としての務めではないでしょうか。
後半は、交剣@MIXIでフレンドのabutaさんの2人のご子息とお稽古。
「勝負するかー?」と俄然やる気です。
実は、4本とられた中の、3本は・・・
あえて中心を取らせて打たせたのだけど・・・
1本はマジで引き面とられました・・・。
負けた・・・orz
その後、鬼教官、abutaさんと稽古。
これは後ほど・・・。
自分の稽古のことなので。
これで、稽古は終了。
最後に、とにかく、子供達が楽しそうでした
まず、子供を楽いと思わせる→剣道が好きになる→もっと強くなりたいと思う→
→本格的な指導を なのだと思います。
僕のところは、本格的な指導を→その先に、何があるのか。
子供は楽しんでいるのだろうか?
では何故、中学に、高校に進学しても、剣道を続けない。
どうして、強くなりたいと思わないのだろう。
鬼教官の道場では、方程式が見えたが、
僕の道場では、その先が見えない。
さてさて、次は僕自身の稽古。
完全に、ボコボコです。以上
で終わってしまうのだけど・・・だけど・・・
それじゃあ、残念な子の感想になってしまう。
ちゃんと分析しよう。
前と同じことだけど、やはり心気力一致のレベルの違いを
すごく感じます。
気の大きさ、強さ、ここで負けています。
どうすればここまでになれるのか・・・
見当がつきません。
僕の10歳上の鬼教官、僕が10年後ここまでになれるのだろうか・・・
前半はまだいいけど、後半は完全に打たされています。
恐くて我慢できなくなって出たところ・・・
僕の気が切れた瞬間(迷った瞬間)・・・
見逃しません。
何度か、剣先で制してしまいました。
誠に申し訳ございません。
正直に言います、それしかできませんでした。
打たされているので、打ち切れない・・・
気が充実する前に打っているわけだから、それはそうだ。
ただ、間合いだけは意識。
絶対に近間にならないように。
鬼教官の打間は、僕より若干近いのだけど・・
何度か鬼教官の打間に入る前に、自分から仕掛けて打つ。
当然返されるか、乗られるけど・・・
自分から仕掛けてみる。
僕の攻めの弱さが原因なのですが・・・
触刃から交刃、一足一刀(打間)までの詰め方が、
とにかく早かったです。
鬼教官相手に、触刃から攻めを錬り合ってもらうには、
もっと強い攻めが必要です。
うかつには、入ることができない攻め。
そこが弱いので、グングン入られて、ポンポン打たれました。
abutaさんとは、昇段後初めてのお稽古。
さすがに、レベルアップしています!
構え、打ち方、安定してきたように思います。
また来週も、よろしくお願いします!
稽古後のお話で、重心を後ろにかけすぎているから、
出るのが遅い、二動作になっているということ。
それは、八段目指す時にやる足だよ
と・・・orz
まだ、若いのだから、踵をグッと立てて(ほぼ直立)
ヒカガミを伸ばして、右足もある程度上げて、
のほうが出やすいでしょ?
と・・・。
試してみると・・・
本当だ・・・でやすい・・・
そうですよね・・・
ほら、一応大きなお兄さんの年齢だし?
7段まではそれでいけるとのこと。
埼玉の県警の選手が、その足とのこと。
明後日の最終予選で、県警のエース(世界大会に出た方も)いらっしゃるので、
よく観てみよう!
最後に、遅くまで僕の指導法、自分の剣道についての悩みに、
遅くまで付き合っていただいた、鬼教官、abutaさん、広先生に、
心より感謝しています。
本当に、ありがとうございます。
今回の経験を基に・・・また自分の指導法、剣道を高めていきたいと思います!
六段では、絶対につまずきません。
今から、悩みまくります。
なぜかって?何故そこまで、気弱な僕が言い切るかと・・・?
結婚犠牲にしてますから
六段は合格しないと
人生なんて、やってられない。
それだけです。
また、来週も御世話になる予定です・・・
何度もスミマセン。よろしくお願い申し上げます。


コメント
するとさしずめσ(^^;) は「超おおきなお兄さん」になるのか、それとも美しき落としどころがないまま「おじさん」とされてしまうのか不安なオーバー30の星の剣です…。
真っ白な初心者の子供も大人も一緒くたにして指導、ってな事をつい3年くらい前にやってたことがありますが、下は3歳児から上はオーバー40まで。効果的な指導法なんてものは全く持ち合わせがなく、師範に聞いてみたら、「最初は思いのままに打たせろ、慣れてきたら細部を補正しろ」とのことだったので、手始めに、たっぷり声を出させる事だけは気をつけました。
Posted by: 星の剣 | 2007年06月15日 07:00
結婚犠牲にしてないので六段受からない…
と言うことにしておきます(笑)
Posted by: 大 | 2007年06月15日 07:27
はじめまして。
時々拝見しています。
子供の指導について、僕も悩んでいます。
どうしたら楽しくできるのか・・・
ちょっとだけヒント貰いました。
ありがとうございます。
Posted by: ま~てぃん | 2007年06月15日 12:31
じゃあ、次回来たときは 質問してきた第一回目の剣道指導方法を教えるよ。
お楽しみに♪
Posted by: 鬼教官 | 2007年06月15日 12:53
博士>>
指導は本当に難しいです。
大人と子供を一緒に教える・・・とは、
不可能に思えますが、できちゃうのですね!
大さん>>
家族を捨て、修行に打ち込むのです!
そうすれば・・・なんて、ウソですよ!!(^^;)
僕は、立派に幸せな家庭を築いてらっしゃる
大さんを尊敬しています!!
まーてぃんさん>>
ありがとうございます!
実は僕、隠れファンでした・・・
剣道形のアニメがあまりにも見事なので・・・
ずいぶんと前からありましたよね!?
3段か4段審査の時に、参考にさせていただきました!
子供の指導、僕はずぶのド素人です
今度是非、色々とお聞かせください!
鬼教官>>
ありがとうございます!
それは・・・すごく助かります。
きっと、一生覚えている日でしょうからね・・・
一番大切かもです。
僕は、初めて竹刀を握った日の記憶、
しっかりと覚えています!
Posted by: 俺剣 | 2007年06月17日 01:27
子供さんの指導、頑張ってくださいね。
積極的に自分から大人に話しかけていくようなお子さんは、
うらやましいです。打ち解けるのも早いですよね。
うちのお嬢、またやってくれましたよ・・・竹刀選びに行って。
シャア大佐「いい竹刀はね(と見分け方を親切に指導)・・」
お嬢「はぁ。(一応言われた通り手に取って見る)」
シャア大佐「ここの節のとこが・・」
お嬢「・・・(無言で竹刀を振り出す)」
シャア大佐「そうだね、振ってみるとわかるよね」
お嬢「・・・(さらに無言で別の竹刀に手を出す)」
シャア大佐「・・・」
お嬢「・・・・(さらにさらに試し振りを続ける)」
シャア大佐、退場。((((((((((((^^;;
どうしたらいいですか~~~~~っ!!!!!?
Posted by: 父兄その2 | 2007年06月19日 09:11
父兄さん>>
うーん・・・ちょうど、年頃的に、成人の男性を
妙に意識してしまう年頃なのでしょうね(^^;)
そのうち、話せるようになるはずです!
例外として、成人男性になっても、
成人女性と話すのが苦手なのもいますが・・・orz
Posted by: 俺剣 | 2007年06月20日 23:23